アンダーバリューで輸入しちゃダメです。捕まっちゃいます。
マネートラップをはじめとして、
BUYMAとか中国輸入とかでいろーんな個人輸入ビジネスが盛んですね。
僕も一番勧めているネットビジネスです。
でも、ここで一つ注意。
アンダーバリュー
個人輸入ビジネスをしている人の中でも
これに引っかかってしまう人がけっこういるように感じます。
輸入ビジネスについて情報発信している人も強くプッシュする人が多いので、
こういったことを言う人はあまり見たことがありませんが、
これは必ず知っておかなければいけないことです。
アンダーバリュー
アンダーバリュー(英:Under Value)とは、貿易における不正取引の一つ。
関税の支払いを安く抑えるために、輸入通関時におけるインボイスの単価・金額等を実際の取引上の金額よりも安く表示させ、 後日実際の取引上の金額にて送金すること。一種の脱税であるため、刑事罰の対象となる。
簡単に言うと、
輸入するときに値段を本来より安く言って、税金をごまかそう
というズルのことです。
例:
仕入先から2万円で購入したものを輸入する場合、
関税率が20%だったら
20000×0.2で4000円の関税を支払う必要があります。
でも税関に出すInvoiceには2万円でなくて、
1万円と記載した場合(記載するように指示した場合)、
税関はその時点ではそれしか判断する資料がないので
10000×0.2で2000円の関税を支払うことになります。
※上の計算には分かりやすくするために消費税の計算を省いていますが、
実際には消費税も関係してきます。
これは税法上、2000円の脱税です。
節税ではなく脱税です。
ただ実際問題として、このアンダーバリューを行なっても
金額として目立たない場合はみんながみんな摘発されるような感じではないため
あまり声高に叫ぶ人はいないのが現状です…。
でもそれは
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」的な発想です。
要は単純にタイミングの問題で、普通にバレます。
これが指摘されら、
まず過少申告加算税がとられます。
次に延滞税。
故意又は悪質だと判断されれば重加算税+ブラックリスト入りで
今後通関の際に厳しいチェックが入ることになります。
そして参考記事にもあるように、刑罰の対象にもなります。
たしかに実態として、
ちょっとやそっとのアンダーバリューは摘発されないケースが多い。
でも指摘された時にはもう遅いんです。
…とここまで恐怖心を煽る(あおる)ようなことを話してきましたが 、
怖がらせたかったわけじゃなくて
「危ないんで、きちんと対処しましょう」
というのが今回僕が伝えたいことです。
1.Invoiceに誤った金額で記入するような指示を出さない
2.もし金額に誤りが発覚した場合はすぐに修正申告を行う
この2点を押さえていれば、
上のようなこわーい感じの事態にはまずならないでしょう。
自己申告して修正申告した場合は延滞税の年率数%のみです。
僕から言われなくても分かっているかもしれませんが、
Invoiceに書く金額を変えてお金を省こうとするのは、
いろんな意味で賢くない方法です。
他の手段で節税なり、お金を減らさない工夫をしていきましょう。
明日はそういった話にしましょうかね。笑
では、また明日。
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