ネットショップ運営の7つのコストダウン方法


コイン

節税についてもちょっと書こうかと思ったんですが、
僕も税理士さんに丸投げしちゃってる部分が多いですし、
なにより法人とかでないと難しい部分が多いかなーと思ったので
(旅費日当とかですね。)
経費削減とか仕入値を安くする方法について書いていこうかなーと思います。

ネットショップのコストダウン方法

 

・コストダウンその1 仕入値を安くする交渉

 

基本的に僕らは無在庫販売で在庫というリスクをとらない手法のため、
頼むとしても小口注文がほとんど。

そして、無名の(あっちから見たら)海外企業ということがあり
仕入れ値の交渉というのは確かにしにくい部分があります。
ですが、恐らくあなたが想像しているより海外の仕入先は実利をベースで考えます。

小口注文でも月合計で何百万もお金を落としてくれる相手であれば
きちんと交渉に応じてくれるところが多いです。

そこらへんは日本の企業より柔軟だと言われいてますし、僕もそう感じます。

 

ただ仕入先がメーカーとの代理店契約で海外企業への輸出を禁じている場合等
なかなか難しいですね。

最悪やぶ蛇になります。

(値段交渉をするためのメールを送ったが、相手が国外の業者だと分かりそれ以降購入できなくなった…等)

 

実際に仕入先に仕入値交渉を行う際は、主にメールにて

・自分が日本の業者であること
・発送先はどこか(米国内住所か、日本直送か)
・これまでの仕入金額実績、もしくは今後の仕入金額予想
・希望割引率
・希望する割引適用の方法※この詳細はこれからお話しします

などのポイントをしっかり押さえて、交渉しましょう。

 

・コストダウンその2 クーポンコードの利用

 

米国から仕入を行なっている場合に、より有効です。

あっちのネットショップとかで商品を買ったことがある人なら分かると思いますけど、
だいたいのショップで

「Coupon Code」 や「Redeem Code」といった表示がありますよね。

いろいろ書き方はありますが、
要はクーポンです。

日本ではあまり馴染みがないですが、
アメリカはクーポンの利用がかなり盛んです。

普通に5%OFF~80%OFFとかにできます。

初めはびっくりしますよね。

 

で、調べる場合は米国のGoogle.comを利用して

「その店の名前+Copon」
「その店の名前+Redeem」
「その店の名前+Promotion code」

などで検索するのが一番手っ取り早いでしょう。

 

これでも多少ローカライゼーションされますので
完全に米国での検索内容と同じにはなりませんが
これ以上は少々複雑になってくるので今回は割愛させてもらいます。

 

クーポンサイトから調べることもできます。

以下にいくつかクーポンサイトを載せておくので利用してみてください。

 

deals

dealspl.us.

Retail

RetailMeNot

coupons

coupons.com

 

ちなみに、さきほど仕入値交渉の部分で

「・希望する割引適用の方法※この詳細はこれからお話しします」

と書きましたが、
相手もいちいち注文の度に特定の値引き相手かどうかをチェックするのは手間です。

そこでこのクーポンコード。

自分独自のクーポンを発行してもらえば、
相手はいちいち割引が必要かどうか注文をチェックする必要がないし、

あなたも注文画面でクーポンが適用され、値引きされているのを見ることができるので
うっかり割引を忘れられる、ということもありません。

なんとなくクーポンを軽視してしまう人が多いですが、
非常に有効な手段なので是非使ってみてください。

 

・コストダウンその3 数を増やす(ロット数を増やす)

 

MyUSでちょっと大きめのものを発送すると
単体で送ったら100$くらい普通にいきます。

でも2個で頼むと合計140$くらい。(1つ当たりの送料70$)→全体で60$のプラス

4個頼むと200$くらい。 (1つ当たりの送料50$)→全体で200$のプラス

 

と、当たり前ですが数を増やせば、その分送料が安くなります。

またこれは送料だけでなくて仕入にも関係します。

そう。

取引量が増えることによる割引ですね

相手が値下げ交渉に応じてくれるかどうかは正直ここが大部分を占めます。 

あまり多く商品をさばくことだけに目を向けてもダメですが、
大事な部分なので押さえておいてください。

 

コストダウンその4 国内配送会社との契約

 

物販をしているのに、たまに配送会社さんと契約してない人を見ます。

もったいないです。

ちょっと敷居が高いように感じるかもしれませんが
法人でなく、個人でも契約できるので契約しない手はありません。

やり方は意外と簡単。

最寄りの営業所に

「そちらで配送の契約したいんですけど…」

と言うだけです。

後は営業担当もしくは営業兼任の担当地域ドライバーさんが来て

・具体的に発送する商品はどういったものがあるか?
・現在どれくらい発送しているか?(無い場合は見込みでOKです。)

を話して、終わりです。

 

後日「これくらいの値段で…」と結果報告されます。
どこの配送会社さんも大体この流れですので、参考にしていただければ。

以下に僕もよくお世話になっている代表的な配送会社さんを載せておきます。

 

ヤマト運輸

ヤマト運輸

佐川急便

佐川急便

西濃運輸

西濃運輸

 

 

コストダウンその5 梱包資材の経費削減

 

梱包資材、つまりダンボールや緩衝材というのは軽視されがちですが、
ここもダイレクトでコストに関わってくるので大事な部分です。

これに関しては以前まとめたこちらの記事をご参考に。

おススメの安いダンボール業者

 

僕も今でこそ資材屋さんと契約を結び、
そこから仕入れるようにしていますが
最初は定期的に発注したり発送代行業者に任せていました。

数も数なんでなかなかあなどれないもんです。

 

コストダウンその6 お得な決済方法を勧める

 

僕らのネットショップからお客さんが商品を買う場合、
決済方法によって手数料が変わります。

・銀行振込
・代引き決済
・コンビニ決済
・クレジットカード決済

この他にもいろいろと決済方法があり、 さらに同じ決済方法でも
決済サービスを提供している会社やプランが違えば手数料も変わるので
一概には言えないんですが、
手数料を考慮するとコスト的に優れているのはだいたい以下のような感じになります。

銀行振込>>越えられない壁>>代引>コンビニ>クレジットカード決済

 

ちょっとふざけました。ごめんなさい。

でも上の図を見てもらえればわかる通り、
銀行振込は(僕らネットショップ側にとって)最もコストがかからない決済手段です。
基本0円です。(振込手数料はお客様負担にする場合が多いので)

この銀行振込が圧倒的で
次いで代引決済、コンビニ払い、そしてクレジットカード決済。

残念なことに普通は銀行振込は人気のない決済手段になります。

 

ですが、さきほどの式の通り左にいくほどこちらのコストが下がります。

なので僕らはなるべく
左の決済手段を利用してもらうようにしなければいけません。

 

具体的には
銀行振込決済時にはキャッシュバックを行うとか、
代引き手数料を無料にするとか。

こういったところをケチると、
結局人気の高いクレジットカード決済とかにお客さんが流れて
結果全体の決済手数料が上がるはめになります。

気をつけてください。

 

…ちなみにですが、
「じゃあ手数料が高い決済方法は扱わない!」と言って
銀行振込しか取り扱わない、
代引きしか取り扱わない、
という感じにすると、売上は下がります。 

「クレジット使えねーのかよ、メンドイな」
「代引きできないのか…不安…」
という層がある程度いるからです。

いろんなところで聞いて耳にタコができているかもしれませんが、

決済手段は多いに越したことはありません。 

ここで言わなくてもわかるかもしれませんが一応注意を。

 

コストダウンその7 為替レートが安いクレジットカードを使う

 

ここらへんを意識している人はあまり見かけませんが
VISA,Master,AMEX等クレジットカード会社によって

為替レートが違います。

※厳密に言えば同じカード会社でもカードの種類で変わります。

 

つまり仕入値が同じでも

ドル/円の為替レートが高いクレジットカードを使うと
レート分で高く支払うことになります。

 

為替レートに関しては色んなところでまとめられていますが

基本的はVISA、Masterあたりが最も安いです。

 

ただ他のカードも他のカードで有利な点があったりするので
状況に応じて使うのがベストです。

特にAMEXはデポジットなど便利な機能がついてますし。

 

例:

クレジット利用枠に余裕があるときはVISAで決済し、
大口の取引などで枠が必要になったときはAMEXで決済、等

 

 

 コストダウンで大事な視点

 

以上、7つのポイントを見なおしてみれば、
あなたのネットショップ運営にかかる出費をけっこー抑えられるかと。

 

他にも細かく見ればリベートなどの点もあるのですが、
取りかかりやすくて効果的に出費を抑えられそうのはこの7つなので是非。

 

ちなみにこの7つは以前思いつきで配布させてもらった

価格計算テンプレート(たぶん今もDL可のハズ)の各項目

仕入値、国際送料、 国内送料、梱包費等を
単純にどう詰めていくかを考えただけなんですけどね。

 

逆に言えばこの項目以外に削れるところはありません。

だってこの項目以外にお金がかかるところがないですからね。笑

 

 

では、また。

 

P.S.

 

あ、自分の給料とかは別ですよ。

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