IKEA転売をしている人には最悪のニュース
どうも、横山です。
タイトルの通り、今日はIKEA(イケア)転売をしている人には悲報…。
実は先月発表になった内容なので知っている人もいるかもしれませんが、ちょっとインパクトが大きいのでこのサイトでも改めて取りあげることにしました。
IKEA転売の全容
「IKEA転売」というのは、文字通り
IKEAで買って、それをどこか(ネットショップやヤフオク等)で売る転売モデルのことです。
これは一時期かなり流行ったようで、ほぼ同じ内容のショップがいくつも並んでいました。
「本店で買ったものをそのまま売る…?それって利益出るわけないじゃん。」
と思われるかもしれませんが、実はここに一つの落とし穴があります。
IKEAはこれまで一切ネット販売をしてなかったのです。
つまり
「IKEAの商品を買いたいんだけど、地理的な問題でIKEAにいけない…」
という人が一定数存在しているのです。
そこでこのIKEA転売の登場です。
IKEAで売っている商品を定価で買い、手数料として幾らか上乗せした販売価格で自前のIKEA(購入代行)ネットショップに載せるのです。
もちろんこれは99%が無在庫販売の形態をとっています。
あらかじめ対象店舗の全商品を自前のネットショップに載せるだけ載せておいて、在庫は抱えない。
お客さんから注文が入って初めて商品をIKEAに買いに行く。
なんだか収益が上がりそうもないビジネスモデルに思えますが、もともとIKEAは人気ブランドですし、お手頃価格のものもあるのでちょっとばかし販売価格を上げて販売しても売れてしまうのです。
そして何よりIKEA本家がネット販売をしていない、というのが決定的。
IKEAが動いた
こうしてまぁまぁの隆盛を見せていたIKEA転売ですが、先月
IKEAが全世界でネットショップ展開をすることを決定したそうです。
「はい、撤収。撤収。」
という声がいたるところで聞こえてきそうなくらいのニュースですね。
IKEA本家がネットショップを行うとなれば実店舗の販売価格(転売業者の仕入れ価格)と同価格でネットショップにも掲載するでしょうし、IKEA転売を行っているところはどう頑張っても利益が出ないことになります。
事実上、IKEA転売が近いうちに消滅することが決定となりました…。
当の本人達も危惧していたこととは思いますが、あっさりとそれが起こるものですね。
こういったいわゆる本家の動向は影響が大きいので小売業者としては注意していきたいところです。
参考になれば、幸い。
ではまた。