2つのトラップ！
今日久しぶりにテレビを見てたら、
ある番組で「ゲーム好きな国ランキング」
というのをやっていました。
よくある2つのトラップ
今回はこれを題材にしてひとつ、
ネットビジネスでもよくある罠をご紹介。
1つ目
ゲームが好きな国ランキングというもので
トップ3はたしかオーストラリアとかイギリスとかドイツとかで
日本4位でした。（うろ覚えです。笑）
で、その番組でのランキングの出し方に疑問をもちました。
好きかどうかの基準が
「その国の人が年間にゲームを購入する金額の平均」
になっていたのです。
上位は年間6000円強。
で、インドが最下位で年間19円。
考えるまでもないのですが、
物価の低い国でのゲーム一本の価格と
物価の高い国でのゲーム一本の価格では大きな開きがあります。
ゲーム一本10000円くらいする日本で一人当たり1個買っているとしたら
ゲーム一本100円くらいの発展途上国の人は一人当たり100個以上買わないと
その発展途上国は日本よりゲーム好きでない、
という風にこのランキングのつけ方ではなるわけです。
正直どう考えてもこのランキングは
「好きかどうか」と結びつけるのは無理があります。
（ちなみにこの記事が消えていたら、
なんらかの圧力がかかったと…以下略。）
セールスレターなんかでもよくありますよね。
1000万稼ぎました！
とかって書いてありますけど
1000万円の利益なのか、売上なのかは言ってないですよね？
で、だいたい売上の方をさして「稼いだ」と言っています。
(当然売上は実際に儲かっているかどうかとは違うのでご注意を。)
次の罠を紹介します。
2つ目
コーヒーを飲んでいる人を調べたら、
癌になっている人が多いことがわかった。
↓
「コーヒーを飲むと癌になる確率が高くなる」
これは一見まともな答えに見えます。
…
どうでしょう？
「いや、その通りだろ。どこに疑いの余地があんねんボケ。」
となりそうですが、
実はこれ、
「偽相関」というものの代表的な例で
ある人のメルマガでも以前紹介されていたヤツです。
「一見それっぽく見えるけど直接関係のない関係」
すごく乱暴にいうと、
フェイク(偽物の相互関係)です。
どういう事かというと、
・コーヒーを飲む人はタバコを吸う確率が高い
・タバコを吸う人はがんになる確率が高い
この2つの関係が組み合わされて、
先ほどの
「コーヒーを飲むと癌になる確率が高くなる」
という的外れな答えを導き出してしまうわけです。
こういった話は
「へー」で見過ごしてしまいそうですが、
ネットビジネスで上のように勘違いしてたら「へー」では終わりません。
ちゃんと把握してないと、キーワード選定の時に
「このキーワードは月間検索件数が多くてニーズがある！
ライバルも少ないし、自分のサイトにも合っているから、このキーワードでいこう！」
というような少し的を外れた失敗をしてしまうのです。
(ちなみにどこがどう間違ってるかわからなかったらお問い合わせまでどうぞ。)
こんな感じで
基本的にデータ、数字をきちんと把握するのは簡単じゃない
ということをまず覚えておいていただければ。
トラップを確認して、やること
やることは基本的に
1.その答えは本当にその関係を示しているのか
2.偽相関の関係にあるデータはないのか
です。
1はよく考えれば大丈夫です。
冷静に冷静に。
ただ、2は専門家でも非常に難しいとされています。
（僕は無理です。）
世界一データを収集し、分析しているといって良い
Googleさんでも毎年山のように失敗作を出しています。
なのに僕らがちょっと考えたプランがポンポン当たるわけないじゃないですか。
じゃあ、僕らはどうするか。
要は数を出す必要があります。
データ分析が、ある程度以上はやってもたいして精度が上がらないなら
さっさとやった方が成果を出しやすい、という話です。
下手な鉄砲…ではダメですが
ある程度以上は考えてもわからない領域です。
前もおんなじようなことを言いましたが、
7割くらいイケる、と思ったらさっさとやっちゃいましょう。
そしたら、成功か失敗どっちかするんで
成功したら続行、失敗したら見直ししてもっかい挑戦です＾＾
言うと簡単ですけど、
なかなかツラい部分ではあります。
ただリサーチを100しても
アウトプットが0だったら、どう転んでも結果0なんで
どっかでふんぎりをつけましょう。
今回の記事が
あなたの成果を上げるきっかけになれば幸いです。
では、また。
P.S.
その番組に出ていたオーストラリア？の
ジャスミンさん…
かわいかった…笑
タグ：偽相関
